「ホーリーランド(森恒ニ:作 白泉社ジェッツコミックス ヤングアニマル連載)」を読みました。
ストーリーはこんな感じ。「主人公は元引きこもり。二度と苛められないように、格闘技の本を読んで自分を鍛え、夜の街に出る。」
ストーリーだけ読むと普通の漫画なのですが、この漫画には、非常に興味深い特徴があります。
1.説明が異様に細かい
この漫画では、ストーリーの合間合間に、路上での喧嘩の仕方について、事細かに説明しています。しかも、異常な説得力です。作者もノリノリで書いていて、「読者には、是非この動きを覚えていただきたい」と喧嘩を煽ってます。実体験に基づいてるようで、「筆者にもナイフには手こずった思い出がある」とか書いてあります。作者はよほど喧嘩好きの危険人物だったのでしょう。ってゆーか作者はいったい何者ですか? 知ってる方いらっしゃったら教えてください。2.殺伐とし過ぎている
主人公は喧嘩で勝ちまくりますが、それに反比例するように、心が荒んでいきます。絶望的で、全く救いがありません。「喧嘩で勝つたびにその空しさから暗くなっていく」という展開はありがちですが、この漫画はあまりにも暗くなりすぎです。主人公は勝っても勝っても性根はヒッキーのままで、悩んで疑って落ち込んで…を繰り返します。心の底から、ああ、ああなっちゃいけないなあ、という気持ちになります。
実用的な情報が詰まっているという意味では「頭文字D」に、強くなればなるほど孤独になり殺伐としていくという意味では「軍鶏」に似ていると思います。
読んでるだけで自分が強くなった気がするこの漫画、一部でカルト的な人気を博しそうな気がするのですが…今の人気はどれほどのものなのでしょう。
ヤングアニマルには、「ベルセルク」といい「エアマスター」といいこの「ホーリーランド」といい、結構面白い漫画がたくさんありますね。小鳥はヤングアニマルを応援しています。







コメント