セックスしないとクビ、詳細

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Sekuhara2007051701

 
 少し前に話題になった「ベンチャー社長セクハラ強要裁判」。
 その内容については実は詳しく知らなかったのですが……

 半端ない。すごいですねこれ。

(ア) 被告Zは、平成16年5月6日ころ、原告を被告会社の事務所の隣にある被告Zの自宅居間に呼び、「君はセックス要員で雇った。社長とセックスするのが君の仕事だ。」などと言った。
   原告は、驚いて、「それならハローワークの条件に書いて置いてください。」と抗議したが、被告Zは「そんなこと書いたら誰もきいへんやろ。」と返答した。
(イ)被告Zは、原告に対し、その後も、被告会社の事務所の休憩室などにおいて、日常的に、「キミはセックス要員で雇った、「社長のスケジュール管理とセックス管理をするのが君の役目だ。」などと言って性交渉を要求した。
   さらに、被告Zは、原告の隙を見つけては、原告の胸、尻、太ももなどを触り、後ろから抱きつこうとしたり、自らのズボンを脱ごうとしたりした。

ですからね。

 僕も威張れたものではないのは重々承知しておりますが、この社長の、なんと言いますかモラルの低さはただ事ではありません。
 友人に教えてもらった以下のブログに、いくつか名言が抜粋されています。

ベンチャー社長セクハラ事件:EU労働法政策雑記帳より:

「明日は同じホテルに泊まるんやで。分かっているな」

「セックスできないなら,最初から君を雇わない」

「90%仕事で頑張っていると認めても,あと10パーセント肉体関係がないと君は要らない」「セックスが雇用の条件。それを了解してもらわないといけない。セックスできなければ終わり。」

「家内とはずっとセックスをしてきた。しかし彼女はもうできない。淋しいから君に求めたという事はわかるでしょう。でも,できないと言うなら君はもういいわ「家内の代わりをするだけだから,これは不倫ではない」

「仕事を ちゃんとしていると言ってもそれは俺が判断することでポイントは俺とのセックスだね。君が出来ないと言ったらそれでいい。できないのだったら,じゃあ,もう辞めろ。ありがとう」

「もう会社に来るな。俺の寵愛を断ったら,君はもう終わりだ。辞めろ」「俺が君を雇ったのは君を抱きたかったからだ。それを断ったら君はもう仕事ないで」「仕事は俺とセックスするのが条件だ。しなかったら,もう良い」

「君を一番にしてやりたかったけど無理やと思う。辞めるか。しかし君はどこでも通用しない。君,辞めるか。君の学歴からしても社長室の主任は出来ない「君は終わり。俺が終わったら終わり。俺が切ったら君は必ず終わるよ。辞表持ってこい。辞めた方がいいよ,君は」


 もう、こんなところは、最初に言われた瞬間に辞めちゃえばいいのにね、と第三者の僕は気軽に思ってしまいます。
 でも、この被害者は昭和43年生まれ。もう40歳近い女性です。判例によると苦労してようやく手に入れた職を手ばなしたくない、仕事で成果を出せば社長もセクハラをしてこなくなるだろうと、そう考えていたそうです。

 
 被害者女性への同情は増す一方で、この社長の最悪さと醜悪さは……5つ星クラスといって過言ではないのではないかと。あからさまにダメじゃん。極めてわかりやすくNGじゃん。
 ただ……なんと言いますか、「僕とセックスしろ。じゃないとクビだ」って、そんなこと言うこと自体が、まずすごく勇気のいると思うんですけどね。
 僕だった絶対無理。だから……その内容はともかくとして、ここまで素直に自分のやりたいことに忠実で、それを隠そうともせずあっけらかんと表現されると、多少のリスペクトすらおぼえます。
 まあ裁判だったからここまで明るみに出たのであって、この社長が日常的に周囲に「セックスしたいー!」と叫んでいるわけでは……いやもしかしたらそうなのかも……

 こういう正直すぎる利己意識が高い人を見ると、いつも思うことがあるんです。こういう社長のような人と、その反対の極にある「僕は自分が何をしたいのかわからない」「何をしてもやりがいを感じない」と悩む昨今の老若男女と、いったいどっちが人生を十全に生きているといえるんだろう、どちらが幸せなんだろうって。

 
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 それにしても、どこの会社なんでしょうね。こういうときってやはり社名を隠す必要があるのかしら?
 診療器の製造販売を行う京都の会社らしいですが。

 
 
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